| こうげい技術解説 16 | |
| きょう ぶ つ ぐ 京 仏 具 | |
| ■京仏具とは?/■京仏具の主な製作工程/■京仏具の特色/■「工房拝見!」田平製作所訪問 | |
■京仏具とは? | |
| < 内陣仏具 > 田平製作所 (京都工芸研究会) |
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仏間は,その名の通り,仏像や仏具を祀る場所のことです。寺院を訪れば,内陣に仏像が安置され,その基盤部分に須弥壇があり,柱や梁,天井,屋根,宮殿(くうでん)などで全体が構成されているのを見ることができます。 仏間には在家用と寺院用があります。在家用の仏壇は多くの場合,仏像や仏具のほか,ご先祖や亡くなった親族を祀る位牌などが置かれ,家の中の小さなお寺のような存在になっています。 在家用の仏壇については、その起源にいくつかの説があります。一つは,平安時代,有力僧侶の住房に仏像を安置したり壁にかけた仏画を礼拝するために設えられた仏間をその原初的な例と見る説です。また,法隆寺「玉虫厨子」のように仏像を安置した箱がつくられたことがそのルーツであるともいわれます。 一般庶民が現在のような形式で仏壇を持つようになったのは江戸期以降です。寺請制度により仏教の一宗派に属する必要が生じ,自らが帰依する宗派の仏壇が各家に備えられるようになったのです。 | |
| < 仏 壇 > 田平製作所 (京都工芸研究会) |
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京都でつくられる仏壇は,木部を漆塗りし,内部に箔押しして仕上げるもので,いわゆる「塗仏壇」と言われます。仏壇は複雑で多くの部品からなっています。製作にあたってはさまざまな工芸技術による分業制になっています。木地製作では,指物や組物,木地彫刻があり,その木地に漆塗り,蒔絵,箔押しなどが施されます。また,戸や障子を取り付けるための数々の金具や内部を荘厳する錺金具なども必要です。これに加えて,灯籠,具足類,香炉,りんなどの仏具類も併せて,仏壇の世界が出来上がります。 | |
| 参考:京都の伝統工芸まなびガイド(京都商工会議所) 木竹工芸の事典(朝倉書店) | |
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■京仏具の主な製作工程 | |
| 京仏具のうち、仏壇の主な製作工程を紹介します。 | |
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| 参考:京都の伝統工芸まなびガイド(京都商工会議所) | |
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■京仏具の特色 | |
![]() < 寺院内装図面 >(田平製作所提供) |
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仏具はさまざまなものがあります。その中でも生活に身近な仏壇には,素材や仕上げ方法によって「塗仏壇」と「唐木仏壇」に大別され,京都の仏壇は「塗仏壇」が大部分です。材料となるのはヒノキ,スギ,ヒメコマツなどが中心で,木部全体に漆を塗り,内部には金箔を押して仕上げます。 京都で生産される仏具のおよそ7割が寺院用,3割が家庭用であり、全国の寺院用仏具の8割を占めていると言われます。京都には,仏教各宗派の総本山が100以上あり多くの寺院があり、納められている仏像だけでなく建築物そのものも含めて国宝や文化財が多くあります。このような歴史的・文化的環境が、仏壇仏具製作の発展を促したと言えるでしょう。 | |
| 寺院関係の仏具はほとんどの場合,仏壇仏具店を通じての受注製作となっています。木地師,塗師,蒔絵師,箔師,金具師,仏師らの各工房でそれぞれの工程が行われた後、一カ所に集めて組み立てられ,完成・納入されます。仏壇仏具は多品種であり,宗派毎の形態の違いのほか、寺院ごとに特別の意匠もあります。これらの多様な需要に応えるために,おのずから製作工程は手づくりの一品物となります。 | |
![]() < 古代型仏天蓋図面>(田平製作所提供) |
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| 京都の仏具は,各宗派の総本山へ納めるために最高の品質を求められ,各宗派の形態を忠実に再現した精巧なものになりました。そして,木工・金工・漆工,染織などあらゆる工芸技術が高度に発達していたこともあり,その結果,今日まで「京もの」と呼ばれる品質を生み出してきました。 | |
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田平製作所 訪問 |
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